2月16日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見た。
東京・六本木の超高級ホテルでコンシェルジュをされている阿部佳さんの仕事を追いかけたものだった。
毎日多くの宿泊客の多彩な?要望を満足いく形で応えていくという困難な仕事をされている。
優秀な部下も育ってきてはいるが、もう一歩相手の心に満足のいくサービスができていないことを感じられていた。
原因は、客と向き合って考えるのではなく一緒に同じ方向を見ることで新しい提案や解決法を提供できるというものであった。
確かに、私どもの仕事の流れも心身の状態をお聞きして、体の姿勢を整え、外見も内面も綺麗に美しく、カッコよくすることが目的の一つである。
しかし、その方がどうして健康にならなければならないのか、綺麗にしたいのか、カッコよくなりたいのか?
それら一つ一つに、本当の潜在的な強い想いがあるはずである。
例えば、
近々同窓会があって何十年ぶりかに同級生と会って綺麗にしておきたいとか、
結婚式に出席するのに小顔になって、背中もキレイになりたいとか、
初めての海外旅行に行くのに長時間飛行機に乗らなければいけないとか、
急に人前で講演することになって、猫背を良くしたいとか、
マラソンに出るのに膝の痛みを解消して、完走したいとか、
若嫁の若々しさに負けたくないとか、
旅館のお風呂に友人と一緒に入らねばならず、お腹回りをスッキリしたいとか、
ラジオ番組に出演が決まって、滑舌をよくしたいとか、
演奏会でヴァイオリンを弾くのに、肩から肘、手首、指の動きを良くしたいとか、
つまり、表向きの言葉の裏に本当の意図が何かを察知する必要があるのだ。
こちらの勝手な都合や思い込みで事を進めるのでなく、
お話をよく聞いて同じ方向を見る事も大切なのだ。
愛してるよ